おやじのアソビ

元六本木社長から地元で子どもとおやじエンタメを追求してる人

親として万引き家族を観た時に感じた、人に優しくするということ

万引き家族を観て、映画の楽しさ、エンターテインメントの威力を感じました。

 

もうだいぶ時間も経ってるので、ネタバレしても大丈夫と思うし、ネタバレしてても充分楽しめる映画だと思います。

さっき映画を見終わって、考えさせられることが多かったので、ブログに残しておこうと思いました。

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万引き家族は問題だらけ

この映画の何が良いのかと思うのは、とにかく「家族みんな問題だらけ」。

話と家族の関係性が複雑。複雑すぎでした!

リリーフランキーを父として、安藤サクラのお母さん、娘の松岡茉優(かわいい)、おばあちゃんの樹木希林、小学生の息子城桧吏と幼稚園生くらいの娘の佐々木みゆ。

この6人家族の関係性がとにかく複雑。

 

複雑さを説明することがなく前半は進んでいくので、ちょっと置いて行かれる感じに無いなーと思ってました。

リリーフランキーのひょうひょうとしたおっちゃんが子どもに万引きさせてへらへら生きてくみたいな感じでちょっとイラっとさせられてて。(リリーフランキーの生き方に嫉妬?)

パルムドール賞を獲ったというだけで、おありまくって、ただの難解な映画、単調に過ぎていく映画なのかなと。

ぶっちゃけ前半は見るの失敗したって、後悔してました。

 

後半にある事件をきっかけにして、不思議な家族の関係性がひも解かれ、世間と理想の関係を引き裂くような様が描かれています。

 

家族、兄弟の絆、幸せに生きていくことの理想形。

この家族は全員血がつながってない家族。

一家が貧困の為に、生計を立てる為に仕方なく万引きするという話でもなく、テーマには血がつながっている家族より家族らしい生活をしていくこと。

産みの親より、育ての親について。

親にとって何が家族を幸せにする意味なのか。

ただ家族が一緒にいることだけが、幸せではないことを深く考えさせられることです。

 

万引き家族を見た後で考えさせられること。

映画(エンターテインメント)という作品を通じて新しい価値観や様々な考えをわかりやすく考えることをさせてくれることが、とても凄いと感じます。

 

映画自体は謎が多く、スッキリさせてくれなくて、ハッピーエンドでもない。

万引き家族で描かれている家族は、万引き、死体遺棄、誘拐と世間からしたら犯罪家族であって、決して素敵な家族ではないです。

しかし家族は寄り添って、その仮想の家族、万引き家族によって繋がりをもっている。

親子や家族の絆や家族の大切さを考えさせられる素敵な映画でした。

 

自分の家族を大切にしたいなと思う

家族がたまたま縁あって一緒になって、妻と子供と一緒に家族になって、おじいちゃん、おばあちゃんと繋がりが出来て、そこで起きていること、関係はかけがいのないものであり、血がつながっている人でなくても、人に優しくすることについて良い関係を築いていきたいと思える映画でした。

 

全編通して、食事のシーンがいっぱい出てくるんだけど、やっぱり家族の中心には食事があるっていうことあります。

関係を築くために食事がある。少女も食事から仲良くなっていきます。

 

万引き家族は、血がつながってないからこそ、関係がもろい。

だから家族同士がお互いに優しく、丁寧に関係を築かなきゃいけなかったのかな。

血のつながりのない関係でも素敵な家族が築けるのであれば、血がつながった家族であれば、素敵なもっと素敵な家族が築けるのではと思います。

そして幸せになることは血のつながりもあまり関係ない気がするけど。

みんなもっと人に優しくしようってことかな。

 

映画を見た後で、とりとめもなく書いちゃって、最後は何言ってるかわからなくなっちゃった。

こうやって考えること、新しい概念をインプットすることが大切なんだと思う。

 

とにかく僕としてはめちゃくちゃ良い映画と思いました。

親は全員観ろってことです! 以上。